京都二条大般若経版元 貝葉書院 河村邸

300年続く大般若教の版元からの依頼で、作庭には準備段階を入れて9日間程度の工期がかかった。
裏表の鬼門である庭先に気が淀んでいた部分があったので新風をいれるようなイメージで作庭し、家の造りが町屋造りであったことから、それに合わせて庭は京都独特の中庭とした。
石は本鞍馬、白川の夏目型手水鉢、鳥海山、信濃の亀甲石、桜川石、飛び石は本鞍馬。
灯籠は既存の物が2つあり、1つは桃山?江戸初期、1つは京都白川の織部。
木は葉の特別細かいいいろは紅葉、菩提樹、年代物のカルミヤ、馬酔木その他。
下草(したくさ)は総杉苔張り、化粧砂はさくら川。