宝楽園

2005年3月吉日、宝泉院の敷地内約660平方メートルに、新たな枯山水庭園として宝楽園を作庭。
地球太古の創世と、その原初の海をイメージした。
5メートルの高低差を生かして立体的に組み合わせた石組みは、仏神の世界を表 し、念珠石(海石)を用いて、三尊(阿弥陀仏、観音、勢至の両菩薩)来迎の姿 を表した岩組や、亀甲石、銀石等の石を用いての岩組みによる座禅石、蓬莱山、龍稚魚、宝船石、石橋等に よって生まれる神仙世界がちりばめられている。
また、底地には海流をイメージして、きめの細かい白川砂を敷き詰め、木々は台つき花桃、10種類以上の桜と枝垂桜、楓等の花葉等を使用し、四季色とりどりに百花撩乱が感じと れるよう植栽した。